新型コロナ感染症(COVID-19)の感染拡大により、2020年4月7日に日本政府は緊急事態を宣言しました。ラックの顧客調査においては、この間に95%の企業がテレワークを導入されました。しかし、6月19日に移動自粛が解除されたのちには、テレワークを全面採用する企業が2割となっています。また、株式会社クロスリバー社の調査においても、緊急事態宣言中のテレワーク実施率が87%、6月から7月のテレワーク実施率が26%と、大きく下落しています。いま、再び市中の新型コロナ感染症の感染者数が増加傾向となり、企業経営者は事業継続と社員の健康の両立に悩まれており、テレワークの定着導入を検討されています。しかし、テレワークの定着を検討すると、あまりに広範囲に多くの課題が存在し、企業の在り方にすら影響を与えることに気付かれることでしょう。

本書は、テレワーク導入に関しての課題を網羅し、それに対する解決策へのヒントをまとめています。これから本格的に働き方改革の一環としてテレワークを定着化させる企業にとって、初期の検討をスムーズに進める効果があると考えておりますので、ぜひご一読ください。