ホワイトペーパー公開
近年では電話や電子メールなどの手段で、対面することなく相手を信頼させ、指定した預貯金口座や郵送などの方法により現金を騙し取る、「特殊詐欺」の被害が急増しています。
警察庁の統計によると、令和2年の特殊詐欺による被害額は285.2億円にものぼります。その内訳は、「預貯金詐欺」が58.2億円、「キャッシュカード詐欺盗」が42.6億円、「還付金詐欺」が24.9億円となっています。「オレオレ詐欺」など、過去主流だった手口の割合が激減し、対してATMを介した犯罪による被害の占める割合が激増しており、この傾向は今後より強まると予想されます。
ラックは、ITを活用し世の中を豊かにすると同時に、セキュリティ技術により安全安心なIT環境を実現する取り組みを進めています。
本書は、当社が特殊詐欺の撲滅に向け、新たに開発した不正取引検知システム「AIゼロフラウド(AI ZeroFraud)」の発表にあわせ、特殊詐欺とはどのような背景があり、金融機関はどのような対処が望ましいのかを取り上げます。
また、AIを活用した不正取引の検知の仕組みと可能性を説明します。
本書が、金融機関および特殊詐欺撲滅に関心がある方の参考になれば幸いです。ぜひご一読ください。